映画

2012年6月 7日

昔氣質の寅さん

寅さん「たった一度の人生を  どうしてそう  粗末にしちまったんだ。お前は何の為に生きてきたんだ。なに?てめぇの事を棚に上げてる?あたりめぇじゃねえか。そうしなきゃ  こんなこと言えるか?・・・・飲んだか?よし、もらうぞ」(『男はつらいよ  寅次郎物語』第39作、1987年)

2012年6月 4日

寅さんの重み

寅さん「あぁ生まれてきて良かったな、って思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか。そのうちお前にもそういう時が来るよ、な?まぁ、がんばれ」(『男はつらいよ 寅次郎物語』第39作、1987年)

備忘録・渥美清

渥美清は生前個人的に哲学書を読んでいたという。寅さんのイメージとのギャップに驚いて知った覚えがある。

彼は若い頃、やんちゃだっただろう。寅さんの役は彼の柄に合っている。はまり役だ。彼は私生活をほぼ表に出さずに死んだ。だから彼の家族の話もあまり聞いたことがない。寅さんのシリーズが続くようになってから、一切他の作品に出なかったとの事。客の寅さんへのイメージを崩したくないという彼の配慮のためらしい。彼は上手いからもっと他の役もできたと言う人もいる。

いくらやくざな商売とはいえ、晩年病氣に冒され、みるみるやせ衰えていってもなお、『男はつらいよ』への出演を続けた彼の姿は、観てる方もつらい。そうまでしても、客あってこその自分か。過酷な芸人世界だ。

渥美清。一本筋を通した見事な芸人だ。

2011年2月 4日

世間に揉まれた愛と粋、松田優作

「本当の愛に出会ったらそれだけで生きていける」
ーー松田優作の妻(先日のテレビより)

優作が自身の来し方を妻に語ったとき、裕福な家庭で育った妻はおえつしそうになったという。
先の言葉を紡いだ妻の目は生きていた。死後幾年経た今でもその妻にこの言葉を言わせる松田優作。

先日のテレビで優作がカメラに向かって、額に片手をあて敬礼して魅せた。額に片手をあてたまましばらく間をとり、さっと手の甲をカメラに突き出した。この独特な敬礼に魅了された。自分の空氣で見事に決めた。

やはり松田優作は格好いい。

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